東日本大震災以降、電力の供給が危ぶまれています。
我が家の電気代は、2010年1年間と比べると2013年は約4割も上がっていました。
言うまでもありませんが、ますます電気が大切な時代になっています。
それだけに、これからを生きていく子ども達には、電気について学ぶことはとても大切だと感じます。
そこで、当塾では、まず身近にある家電が、どれだけ電気を使うかを、小学生に学んでもらいました。
まず、電力の単位「W(ワット)」について学びます。1秒間に使うエネルギーと伝えます。
ワットはkW(キロワット)と書かれていることもあるので、kmを例に、キロは1000倍することを伝えます。
次に、多くの家電には電力が書かれていることを教えます。ほとんどは、「定格消費電力」や「定格電力」と書かれています。
隠してあるような紙に、小さい字で書かれてあるので、○○探しゲームのような感覚です。
例えば、扇風機ですと、本体の背の部分や裏側に紙が貼ってあります。
当塾においてある扇風機は30Wでした。
そして、エアコンの方も見つけてもらいます。エアコン本体の下部分に書かれているので、椅子などを使って、じっと見てみます。
いくつか数字書かれていると思いますが、一番大きな数字を探してもらいます。
ここで、kWのことを覚えていたら素晴らしいですね。
当塾においてあるエアコンは、2.4kWでした。
それでは、エアコンは扇風機何台分の電力を使うのでしょうか。
2400÷30=80
となるので、エアコンは扇風機80台分です!
多くの生徒は、このことにとても驚きます。
エアコンがどれだけたくさんの電力を使っているかがわかりますね。
エネルギーを考えることは大変重要です。
小学生は身近な話で留まりますが、中高生には、都市で電気がどれだけ必要か、その電力を生み出すためにどれだけのコストがかかっているか、原発ではどのように電力を生み出すのか、そこから生み出される放射能とはどのようなものか、こうしたことを機会があれば、生徒に伝えていきたいと思います。