受験勉強と言うと、たくさん勉強しなくてはならない、1日○時間やらなければならない、と考える中学生、高校生は多いと思います。
しかし、大事なことは勉強の量ではなく質です。
では、どのように質を高めれば良いのでしょうか。
パズルをイメージしてみて下さい。パズルは、ピースがそろって、全体の絵が見えてきます。
描いてある絵が、キリンや象などとわかると、その絵は見る人にとって意味のある絵になります。
しかし、ピースが無いところが多いと、どのような絵であるかがわかりにくくなります。
何が描かれているかわからないと、見る人にとって意味が無くなり、そのうち記憶から無くなります。
ここでの、パズルのピースを「理解」、見る人を「勉強している本人」と考えて下さい。
つまり、パズルのピースように理解が抜けているところがあると、学んだことの全体が見えてこないので、基本的な問題は解けたとしても、応用的な問題になるとわからなくなってしまいます。
では、どのようにすれば、抜けているピースを見つけられるのでしょうか。
それは、問題集で間違えた問題が鍵となります。
問題を解いていて間違えると、答えを見て、「ああそうだった」や「そうなんだ」と思って次の問題に入る、というやり方ではピースを埋められません。
その問題こそ抜けているピースです。その問題に多く時間を取りましょう。
その問題にまつわることを調べてみたり、問題の内容を少し変えたらどのようになるかを考えてみましょう。
そうしていくうちに、「あれ?なんでだろ?」と思ったら、ピースが出来てきつつあります。
もし自分で解決できない場合は、同級生や先生に聞いてみて下さい。
そこで納得すれば、ピースが一つ出来上がりました。
この繰り返して、パズル全体が見えてきます。
パズルが見えると、応用問題になっても解けるので、成績が上がっていきます。
また、学んだことの意味を感じると思いますので、学ぶことが楽しくなると思います。